Apache 2.4系でHTTP/2サーバを構築してみるテスト。
Microsoft AzureでFreeBSDをインストールしてみる。[2016年12月15日版] 少し前ですが、FreeBSDがAzureで使えるようになりました。 FreeBSDは、ZFSが安定的に使える環境なので、気になっていたのですがAzureから簡単に使えるようになったので、試してみました。 方針としては、Microsoft AzureのマーケットプレイスにあるFreeBSD 11.0をインストールします。 仮想マシンのサイズとしては、DS1_V2を使用して、ローカルSSDの7GをZFSのL2ARC(ハードディスクのキャッシュ用途)に割り当てます。 データディスクとして30GのHDDをマウントして、これをZFSにします。 このページでは、そのFreeBSDののインストールを説明します。 FreeBSDについてFreeBSDは、Linuxが登場する以前のオープンソースを引っ張ってきたUnixライクなOSです。 Linuxに似た存在ですが、知る人ぞ知るOSです。 Linuxよりも優れた点としては、(いろいろご意見のあるところとは思いますが…)ZFSと呼ばれるファイルシステムを早い時期から積極的に搭載しており、ZFSを安心して使える点でしょうか。 次のページで、Azureの仮想マシン(VM)にデータディスクを追加する方法を説明します。 ZFSの利点は、次の次のページで詳しく説明します。 [参考]>>FreeBSDでZFSを設定してみる。
ZFSと似たようなファイルシステムはLinuxにもありますが、使ってみないとこの便利さは判りません。 ということで、このページのFreeBSD 11.0のインストールに続いて、次のページでデータディスクの追加、その次のページで、ZFSの設定を行います。
FreeBSDのインストールまずば、Azureのマーケットプレイス(Market Place)に行き、「FreeBSD」を検索します。 「FreeBSD 11.0」を選びます。 「Resource Maneger」を選び、「作成」を押します。 続いて、、細かい設定を行っていきます。
仮想マシンの設定いよいよ、具体的な設定に進みます。 仮想マシンの「名前」、「ディスクの種類」、「管理者ユーザ名」とその公開鍵、リソース名、設置場所(リージョン)を入力して「OK」を押します。 この例では、OSディスクは、HDDにします。 SSH公開鍵を作っていない方は、以下のページを参考に、作ってから貼り付けてください。 [参考]>>SSHで公開鍵認証を使ってログインしてみる。
上記ページの手順において、TeraTermを使って、以下のダイアログで「生成」した場合は、 「公開鍵の保存」で保存したファイルの内容を、貼り付けます。
次に、仮想マシンのサイズを選びます。ここでは、ローカルのSSDディスクが、7Gの「DS1_V1」を選んで、「選択」ボタンを押します。 終わったら、「OK」を押して、オプションの選択に進みます。
オプションの設定続いて、ストレージアカウント名、パブリックIPなどを設定します。 静的IPを使う場合、ここで設定します。 確認画面で、「OK」を押すと、デプロイが始まります。 終わったら、仮想マシン名のタイルをクリックして、以下の画面になります。 「パブリックIP/DNS名ラベル」のアドレスに、先ほど公開鍵を入力したユーザ名で、SSH接続が行えるようになります。
ログインしてみるTeraTermの場合は、以下の画面で、「RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う」を選び、「秘密鍵」ボタンを押して、保存してある「秘密鍵ファイル」を選びます。 ユーザ名はもちろん自分のIDを入れます。 パスフレーズには、秘密鍵ファイルのパスフレーズを入れます。
ログインが成功すると、 FreeBSD 11.0-RELEASE-p4 (GENERIC) Welcome to FreeBSD! Release Notes, Errata: https://www.FreeBSD.org/releases/ Security Advisories: https://www.FreeBSD.org/security/ FreeBSD Handbook: https://www.FreeBSD.org/handbook/ FreeBSD FAQ: https://www.FreeBSD.org/faq/ Questions List: https://lists.FreeBSD.org/mailman/listinfo/freebsd-questions/ FreeBSD Forums: https://forums.FreeBSD.org/ Documents installed with the system are in the /usr/local/share/doc/freebsd/ directory, or can be installed later with: pkg install en-freebsd-doc For other languages, replace "en" with a language code like de or fr. Show the version of FreeBSD installed: freebsd-version ; uname -a Please include that output and any error messages when posting questions. Introduction to manual pages: man man FreeBSD directory layout: man hier Edit /etc/motd to change this login announcement. $ といった表示になります。
パッケージのインストールさて、FreeBSDは、OSインストール直後の状態では、ポピュラーなソフトウエアが入っていなかったりします。 余計なものを入れない発想が新鮮だったりしますが、当然と言えば当然の気もします。 ということで、サーバ構築に必要なソフトウエアを入れていきます。 まず、管理者になるには以下のコマンドを打ちます。 $ sudo su # 次にパッケージカタログをアップデートします。 # pkg update Updating FreeBSD repository catalogue... Fetching meta.txz: 100% 944 B 0.9kB/s 00:01 Fetching packagesite.txz: 100% 6 MiB 577.4kB/s 00:10 Processing entries: 100% FreeBSD repository update completed. 25387 packages processed. 手始めにvimとgitを入れます。 # pkg install vim-lite # pkg install git bashも入れます。 # pkg install bash Updating FreeBSD repository catalogue... FreeBSD repository is up-to-date. All repositories are up-to-date. The following 1 package(s) will be affected (of 0 checked): New packages to be INSTALLED: bash: 4.4 Number of packages to be installed: 1 The process will require 8 MiB more space. 1 MiB to be downloaded. Proceed with this action? [y/N]: y Fetching bash-4.4.txz: 100% 1 MiB 730.6kB/s 00:02 Checking integrity... done (0 conflicting) [1/1] Installing bash-4.4... [1/1] Extracting bash-4.4: 100% Message from bash-4.4: ====================================================================== bash requires fdescfs(5) mounted on /dev/fd If you have not done it yet, please do the following: mount -t fdescfs fdesc /dev/fd To make it permanent, you need the following lines in /etc/fstab: fdesc /dev/fd fdescfs rw 0 0 ====================================================================== bashのインストールの最後に、マウント(mount)の指示が出ます。そこで以下のコマンドを打ちます。 # mount -t fdescfs fdesc /dev/fd このコマンドを、起動毎に実行するのは面倒なので、/detc/fstabに以下の1行を追加しておきます。 # vim /etc/fstab /etc/fstab
# Device Mountpoint FStype Options Dump Pass# /dev/label/rootfs / ufs rw 1 1 /dev/label/swap none swap sw 0 0 fdesc /dev/fd fdescfs rw 0 0 自分のshellを今インストールしたbashに切り替えるには、、 $ chpass -s /usr/local/bin/bash [your id] とします。 FreeBSD11からは、nslookupコマンドがシステムに含まれないので、nslookupコマンドが好きな方は、以下のコマンドでインストールします。 # sudo pkg install bind-tools
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